ワークライフバランス

働き方改革の時代に|自分の居場所を作るということ


「仕事をする」≠「オフィスに行く」

リクルートが全社員対象のリモートワークを2016年1月から開始したが、「仕事をする」=「オフィスに行く」という図式は、大企業であってもすでに成り立たなくなっているのかもしれない。

私自身、10年以上の会社員生活を経て、現在はクライアントオフィスやカフェや自宅など様々な場所で仕事をするノマドワーカー1年生だが、オフィスに毎日出勤しないということは私に、働き方に関する新たな実感をもたらした。

それは一言で言うと、

「自分の居場所」感

とでも表現したらいいだろうか。

決まった居場所がなくなったのになぜなのかはわからないけれど、オフィスという「場所」に制約されないことが新しい居場所をもたらしてくれたのだ。

働き方改革で主体的に働ける状況に

どんなフィールドでも、どんな状況でも、自分でコントロールしながら主体的にコミットできるという感覚

それが自分の居場所感につながるのだと思う。

ちなみに総務省の平成26年の調査によると、企業のテレワーク制度の導入率は10%前後で推移しており、在宅勤務は平成25年の末時点で2.0%という。

私の周りには、正社員であれ自営業であれ、テレワークを柔軟に使いこなしている人が多いので、「そんなに少ないのか!」という実感だけれど、これが現実なのだろう。

普及しない理由はコミュニケーションやコンプライアンスの問題など様々挙げられる。しかし、工夫次第で離れた場所でもコミュニケーションは活性化するし、コミュニケーションツールの進化も著しいのでおそらくそこはいずれクリアできるだろう。コンプライアンスや体制に関しても同じく。むしろ意識改革が最も大きくてハードルが高い。でも、変化の時代はやってみないとわからないことだらけだ。

働き方改革は、多様な個人が主体的に働くということを考える絶好のチャンスなのではないかと思う。それぞれが自分の居場所を作り、いるべき場所にいるという状態は、ポジティブなパワーになるはずだ。そうして、それぞれがオフィスの外で得た知見を共有して価値を生み出していければ素敵だ。

何より、ワークライフバランスの最適化に最も有効な選択肢だと思う。介護や育児はコントロールできなくても、その時々の状況で働き方を柔軟に選択できれば、主体的に働くことは十分可能だ。そういう働き方が当たり前になればいいなと思う。