将来設計

日本の将来推計人口から出生率向上について考える


2017年4月10日に発表された日本の将来推計人口(平成29年推計、国立社会保障・人口問題研究所)によると、およそ50年後の2065年には日本の人口は8808万人になるそうな。2015年の国勢調査では1億2709万人なので、50年で3割減って!しかも、65歳以上の占める割合は40%近くまで上昇する。

要因は明らかで、出生率の低さ。平均寿命は長くなっているのに、出生率が低いから人口はどんどん減っていく。

このニュースを取り上げる論調も、出生率向上が喫緊の課題(あと移民の受け入れは検討)一色だけど、私自身20代の頃は子どもを産むという選択肢が考えられなかったこともあり、なんだか現実味がない。

そんな私は、いざ産んでみたら想像以上に子育ては楽しくて、子どもは可愛くて、産んでよかったと思ってる。でも、それはいろんな環境が整ったり、家族のサポートがあったり、あとはワークシフトもしたりしてはじめて実現できていること。2017年のこの世界でも、それは簡単なことじゃないと自覚しているから、この話題はちょっと慎重になってしまう。

出生率の向上は、若い世代が「子どもを産みたい、育てたい」と自然に思えることからはじまる。そのためには「産んでも大丈夫!」と信じられる環境やサポートは不可欠だ。でも、どうだろう。この春も保育園に入れない子どもは私の周りだけでもあふれ(ほんとに、ビックリした)、父親の帰りは遅くワンオペ育児に疲れ果てている母たちの多さよ。古い価値観や制度にがんじがらめになっている女性達も。少なくとも「人口減だから働き手を増やそう」って子どもを産んだりしないからね。もちろん、産まないことも含めた当事者たちの自由な意思が尊重されることは大前提!

あと、人口減はこれはもう間違いなく起こることだから、長く働き続ける&元気に長生きするための準備は必要だなぁとも改めて。人口推計と自分の年齢を重ね合わせて高齢化率にギョッとしながらも、変化をポジティブに受け止めて、生き方や働き方を柔軟にデザインしていけたらいいなぁと思っている。