フランス流ワークライフバランス

フランス流ワークライフバランス|就業時間外のメール禁止?


就業時間外のメール禁止!?

2/18のCNNニュースによると、フランス政府は労働者に「就業時間外のメールを無視する権利」を与える準備を進めているという。もともとは、国内ビジネスの競争力を強化するための法律改革に伴うものだが「オフィス外での見えざる仕事もルールで規制しろ」「これは権利だ!」という声が上がるのがフランスっぽい。

すでに一部の企業では、メールシステム自体を夜間はシャットダウンしているところもあるという。さすがワークライフバランスを重んじる国。中学の時にフランスでホームステイをさせてもらったが、バリバリのビジネスマンのホストファーザーが1か月近くバカンスをとっていたのを思い出す。

フランスではワークシェアリングを目的に20世紀末に労働時間を週35時間に短縮する法律が定められ、以来労働時間や働き方は重要なテーマである。労働組合は、家でのメール接続は週35時間を超えて働くように強制されているものだと主張している。

確かに就業時間外のメール問題ってけっこう悩ましいかも。日本の企業でも、帰宅後のメール接続を禁止しているところもあると聞く。

多様なワークスタイルとワークライフバランス

個人的にはルールで規制するかどうかは別にして、就業時間外のメールを無視する権利はあっていいと思う。経験あるけれど、24時間働きます的な上司の深夜早朝のメールに即返信することが前提とされると、同じワークスタイルでないと厳しいものがあるし。就業時間内に集中して業務に取り組むというのはベースにあるべきだし、お互いのオフの時間もちゃんと尊重したい。

ただ、朝型夜型からはじまり、集中できる時間や場所までワークスタイルって人によってかなり異なるから、それぞれが力を発揮できるスタイルを主張でき、認め合うことができる環境だといいなと思う。そのために、コミュニケーションツールがあるのだし。

でも、フランスの長期バカンス受容性とか見ていると、社会全体でコンセンサスを作り上げていかないといけないのだろうなぁ。