モンテッソーリ

モンテッソーリ教育は早期教育?


第一子妊娠中に偶然手にしたいのちのひみつがきっかけでモンテッソーリ教育を知り、気づけば
教師養成の門までくぐっていた私。
この夏も教師養成実習に行っていたのですが、改めてその奥深さに気づいたのでアウトプットしておきたいと思います。

モンテッソーリ教育は未就学児に文法や算数教育を行うことなどから、早期教育や英才教育だと批判されることも多いし、お受験教室のウリにモンテを掲げているところも実際多いのですが、
中身を知るといわゆるお受験教育とは真逆のアプローチだということがよくわかります。

モンテッソーリ教育は、医師であり教育者であったマリア・モンテッソーリ博士が110年以上(!!)前に考案した教育法です。
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という自己教育力が、モンテッソーリ教育の前提になっています。私が印象的だったのは、子どもは発達を遂げるために生まれてくるのであり、子どもの発達は子ども自身によってなされるということ。

この子どもに対する捉え方ー児童観がモンテを学び始めて最初の衝撃でした。聞けば当然そうだよなぁと思うのですが、本当にそう信じて子どもと接しているか?と問われると正直自信がない。私も親として教師として自戒を込めてなのですが、「良かれ」と思って行っていることが誤りな場合が往々にしてありそうだからです。

自己教育力を秘めている子どもは、自らの力で育つ。
そう考えると、「これを学ばせたいから」と過剰に教え込むことへの疑問が生じてきます。

では、親や教師の役割は何か?

子どもを正しく理解し、適切な環境を準備し、子どもと環境を結び付けるように援助すること。それに尽きます。

とはいえ、これが難しい。子どもが今何を身につけようとしているのか(モンテッソーリでは敏感期と言います)を注意深く観察し、それに見合った環境を整え、必要なら提示(教具の使い方を示すこと)を行い、自立や発達が子ども自身の力によって獲得されるのを見守らなければいけないから。

環境のひとつであるモンテッソーリ教具は大人が見ても惹かれるものがあり、ついそこに目がいきがちですが、モンテッソーリ教具を揃えるのは家庭では難しいと思います。我が家もモンテ園に通っていませんし、教具も揃っていません。でも、「教え込むのではなく、子どもを注意深く観察することで子どもを知り、それを子どもとのかかわりに活かす」ことはすぐにでも、どこでもできそうです。

〇〇教育といっても、そこにある真理は普遍的なもので特別なものじゃない。大人の心がけ次第で子どもが変わる、そこが110年経っても支持される理由なのかもしれません。